*画像は体験講座で制作する【体験キット】です。
数ヶ月ぶりに川瀬日本画学校を再開して、体験講座の受講生を募集しました。
体験講座には多くのお問い合わせを頂き驚きました。
実は休講していた期間中にも、大変多くのお問い合わせを頂いていました。
当日を迎え、受講生は慣れない環境で、慣れない画材を使用して、大変な一日だったと思います。
一方で、日本画制作へ没入し、充実感を味わっている様子を拝見し、再開してほんとうに良かったなと感じました。
この機会に体験講座について、対象者や授業内容や受講条件などを書き出してみます。
弊教室の体験講座は、在籍生徒さんの授業と並行して取り行っております。
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★まず対象者のご説明から
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弊教室の体験講座はご入会を迷われている方で、
かつ、
【未経験者を対象にした日本画体験講座です!】
日本画絵具に触れたことが無い、日本画制作をしたことが無い未経験の方へ向けた授業体験講座です。
ですから初心者(経験者)はご遠慮頂いています。
当初は「初心者体験講座」としていました。
しかしよくよく考えてみると、弊教室で用意しているのは未経験者へ向けた体験制作キットでした!!
初心者(経験者)の方はご見学へぜひお越し下さい。
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★ゆっくり、じっくりと体験キットを制作しませんか?
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これまでの体験講座では、さまざまな制作工程を省略して、なるべく早く仕上げることを最優先にしていました。
本来は10時間ほど掛けて完成させるものを、強引に短縮し、3時間ほどで仕上げてしまうのです。
短時間で仕上げる訳ですから、日本画の大事な工程を無視せざるを得ません。
ちっとも日本画体験になっていないのです(汗
これは、どこの日本画教室の体験講座でも抱えているジレンマです。
例えば、胡粉(ごふん)という貝殻を砕いた粉末から作られる白い絵具は、粉末をこねて団子を作り、それを解き下ろす工程をふみ、白い絵具として使用します。
弊教室では独自に用意しました「日本画体験キット」を使用します。
この体験キットでは胡粉の他にも、日本画を代表する絵具を使用する項目が散りばめられています。
しかし時間短縮して、こうした工程を省かなくては短時間では完成しません。
例えば、団子なんか作らずにチューブ入りの胡粉を使ってしまったり、とか。
もう、次から次へとジャンジャン進めるだけ。
せわしないのです。
前提として日本画制作は難しく、完成までに時間がかかるものです。
せっかく日本画を体験にいらしたのに、せわしなく急がせて完成ばかりを焦らせる工程を、講師は以前から申し訳ない気持ちでいました。
日本画の制作を楽しく体験して貰いたいのに、ずいぶんと本質からズレているなと。
講師から、せかされてばかりの授業は辛いですよね。
ならばいっそのこと、講座を廃止にしようかと長い間考えていました。
時間をかけて丁寧に進める方が得るモノは大きいですし、その後、自由にテーマを考えて、ご自分で日本画制作を始める際に大いに役立つはずです。
この様な考えから、ご提案したいのは
⚫︎ゆっくりじっくり慌てずに体験講座を受講して下さい。
⚫︎その為には3〜4回の授業へ続けて通うことが可能な方に体験講座を受けて欲しい。
⚫︎初回は2000円(2021/4/17時点)ですが、2回目以降は在籍生徒さんと同じ授業料です。
⚫︎制作へ集中するだけではなく、教室の雰囲気や在籍生徒さんと触れて、その後、ご入会するか否かの判断材料を積極的に持ち帰って下さい。
⚫︎体験講座の作品が完成した後に、改めてご入会されるか否かをご判断下さい。
受講生は3〜4回続く体験講座へ連続して通うことになります。
制作をゆっくり進めることで、教室の雰囲気を観察したり、在籍生徒さんの作品にも目がいくでしょう。
制作を一時中断して、教室のことや授業内容など、不安な点を講師へ質問する時間も欲しいでしょう。
ご自分に合う教室なのか?と、色々と判断材料を持ち帰りたいでしょう。
そんな心構えで始められたらいかがでしょうか?
体験キットは、良い仕上がりに完成しましたら、すぐにご自宅へ飾れる短冊です。
以上の趣旨にご賛同頂ける方を体験講座では募集しております。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
email : kawase.nihonga@gmail.com
tel : 03-3663-8788
(小津和紙文化教室)
川瀬日本画学校ブログ
https://kawasenihonga.hatenadiary.com/
東京・日本橋の和紙専門店「小津和紙」2階で川瀬日本画学校を開催しています。
https://www.ozuwashi.net/lectureship.html
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